テニス肘の悪化で4日間入院した体験談
小学生の腕相撲が50歳手前で牙をむいた話
右腕では先生に圧勝しました。けれど、左で無理をしたあの日の代償が、何十年もあとになって返ってきました。長年ごまかしてきた左肘の痛みが、ついにごまかせないレベルまで悪化し、通院と注射を繰り返した末に手術の相談、そして4日間の入院へ。今回は、その一部始終を包み隠さず書きます。
この記事で分かること
痛みの始まり
きっかけは小学生時代の腕相撲でした。笑い話で終わると思っていた違和感が、長い年月を経て現実の痛みに変わっていきます。
悪化の流れ
病院を回り、注射も受け、それでも終わらなかった左肘の痛み。最終的に手術の相談まで進んだ経緯をまとめます。
入院初日の現実
個室なら楽勝だと思っていたのに、病院食、売店、三角巾、睡眠不足まで含めて、初日からなかなか濃い一日でした。
1. 右では圧勝、左でやらかした。すべての始まりは小学生の腕相撲
昔々、私は人一倍体格のいい子どもでした。ある日、先生から「お前、腕相撲が強いらしいな。勝負しよう」と言われ、まずは右腕で勝負。結果は楽勝、というより圧勝でした。
先生はすぐ怒るタイプの怖い人でしたが、その瞬間だけは威厳がかなり怪しかったです。顔を真っ赤にした先生は、すぐに左手での勝負へ切り替えてきました。
ところが、私は左が強いタイプではありませんでした。その勝負で左肘まわりを傷めてしまい、以後、極端に力を入れると“ブチッ”という嫌な感覚が走って痛むようになりました。当時は「ちょっと筋を痛めたくらいだろう」と思っていましたが、この違和感が何十年も残るとはまったく思っていませんでした。
腕相撲で左肘を傷める
強い力で痛みや違和感が出る
ズキズキする痛みが慢性化
複数の病院と注射を経験
手術の相談を経て入院へ
2. ごまかし続けた左肘が、50歳手前で限界に近づいた
それから時は流れ、気づけば50歳手前。幼少期の無茶は、忘れたころにきっちり顔を出してきました。若いころは何となくやり過ごせていた左肘の違和感が、年齢とともに変わっていき、ついには何もしていなくてもズキズキするレベルまで悪化しました。
「昔からちょっと痛い時がある」では済まない段階に入ると、普段の生活でも地味にしんどくなります。持つ、ひねる、支える、そんな何気ない動作のたびに左肘が気になる。放っておけば治る、という甘い話ではありませんでした。
痛みは目に見えないぶん、周囲には伝わりにくいです。でも、当事者にとっては確実に生活の質を下げていきます。私の場合、それが毎日のストレスになっていました。
3. 通院と注射を繰り返し、ついに手術の相談へ
もちろん何もしていなかったわけではありません。いろいろな病院で診てもらいましたし、注射も何度も受けました。ですが、私の場合は改善したという感覚がなく、むしろ時間とともに悪くなっていく印象のほうが強かったです。
最終的には、医師から肘の状態について説明を受け、炎症や骨の突出のような変化が痛みに関係している可能性があるとのことで、手術の相談に進みました。そこで初めて、「ああ、これはもう入院の話なんだな」という現実味が出てきました。
2025年はこれで二度目の入院です。前回は臍ヘルニアと鼠径ヘルニアの手術。今回は肘。正直に言うと、この時点では「まあ今回も何とかなるやろ」と、少し軽く見ていた部分がありました。
4. 2025年二度目の入院。今回は北摂総合病院の個室へ
今回お世話になったのは北摂総合病院です。部屋は個室にしました。これはもう私の中ではほぼ必然でした。自分のいびきもありますし、他人のいびきも苦手です。だからこそ、最初は「個室なら静かやろ。今回は楽勝やろ」と思っていました。
最初は自転車で行こうかとも考えました。ですが、盗難の話を聞いて少し怖くなり、結局はやめました。最寄駅から徒歩で病院へ向かうことに。入院前は気持ちも落ち着かないので、歩いているだけでも妙に疲れます。
しかも今回は、妻が休みを取って立ち会いに来てくれました。入院や手術の場面では、本人は平然とした顔をしていても、内心ではいろいろ考えています。そういう時に一緒にいてくれる人がいるのは、本当にありがたいことだと感じました。


5. 病院食は薄い。そこで救世主になったのが、少し高めのふりかけだった
食事は、私自身が魚を食べられないこともあり、今回も魚が出ない内容でお願いしていました。ただ、正直に言うと、献立はかなり薄味で私にはきつかったです。
「入院中の食事だから仕方ない」と頭では分かっていても、毎回それを前向きに食べられるかというと話は別です。味気ない食事が続くと、気持ちまで少しずつ落ちてきます。
そこで本当に助かったのが、事前に買っておいた少し高めのふりかけでした。これがなければ、病院食はもっとしんどかったと思います。入院中に大切なのは、豪華な物ではなく、自分が少しでも気分よく過ごせる小さな工夫だと痛感しました。
さらに、三角巾も必要になったので売店へ。ついでにコーヒー、おやつ、甘い物も確保しました。入院中は自由が少ないぶん、こうした小さな買い物が意外なほど気持ちを支えてくれます。
6. 個室でも眠れない。入院初日に一番しんどかったこと
個室にしたので、夜はさすがに静かだろうと思っていました。ところが、現実はまったく違いました。
同じフロアに、認知症の高齢者の方がおられたのか、夜のあいだずっと声が響き、ナースコールも何度も鳴っていました。個室だからといって、フロア全体の音から完全に切り離されるわけではありません。
眠れないまま朝を迎えるしんどさは、想像以上でした。手術や痛みのことだけでも神経を使うのに、そこへ睡眠不足が重なると、一日目から体力がごっそり削られます。
「個室なら安心」と思っている方もおられるかもしれませんが、私の実感としては、相部屋より気を使わずに済むというメリットはあっても、必ずしも快適そのものではありませんでした。むしろ、静かに休めるはずという期待が大きかったぶん、余計にきつく感じました。
7. 入院前に用意しておいて助かったもの
今回、実際に助かったもの
- 少し高くても、おいしいふりかけ
- 売店ですぐ買えるようにしておく現金や電子決済手段
- 入院中の気分転換になる小さなおやつ
- 立ち会いや付き添いをお願いできる家族の存在
これから入院する方へ伝えたいこと
- 個室でも睡眠対策は考えておく
- 病院食に不安があるなら、味変できる物を準備しておく
- 売店で必要品を買う前提で、最低限の買い物動線を考えておく
- 移動手段は、気軽さより安全さを優先する
8. 今回の入院でいちばん強く思ったこと
今回いちばん強く感じたのは、昔のけがや無茶を、笑い話のままで終わらせてはいけないということです。小学生のころの腕相撲なんて、その時はただの出来事です。ですが、その一回の無理が、何十年もあとになって生活へ影響することもあります。
そしてもう一つは、「そのうち治るだろう」と思いながら長く引っ張りすぎないことです。私も通院し、注射も受け、それでも決定打がないまま時間が過ぎました。もちろん簡単に答えが出ない症状もありますが、長引く痛みは確実に日常の質を下げます。
入院というと手術そのものに意識が向きがちですが、実際はそれだけではありません。移動、食事、睡眠、買い物、付き添い、そうした細かい部分まで含めて初めて「入院生活」になります。今回の4日間で、それをかなりリアルに思い知りました。

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